OCR認識による自動正立/傾き補正機能は、OCRエンジンを使用し、原稿の上下の情報を判定する機能でございます。

そのため、特に文字数の少ない原稿など、OCRエンジンが上下の認識を誤った場合、正しく自動正立/傾き補正ができない場合がございます。

漢数字の「一」や数字の「1」の様な縦横の判別が困難な文字を除き、100文字程度の文字数が自動正立判定の目安となり、取得した文字単位に方向の妥当性をチェックし、得られた文字回転情報を基に原稿全体の回転角を確定する仕組みとなります。
判定対象の文字情報としては、次の条件を満たしている必要がございます。

1) 取得文字サイズの縦横比率が50%以上、200%未満のもの。
  ※上記の「一」や「1」はこの条件から外れます。
2) 文字サイズが20ピクセル以上であるもの。
  ※「・」や「,」など文字サイズとして小さい文字は この条件から外れる可能性が高くなります。

目安としては文字の占める割合が3割以上であるほうが、精度がよくなります。
また、傾き補正機能は最大プラスマイナス5度以内の補正になります。